出前授業in北松農業高校
平戸支部の川尻会員が、以前より2時間程度の出前授業を行なっておられるということで、平成19年12月11日(火)実際の授業に同行取材させていただきました。
同校園芸科学科には測量技術分野があり、毎年、測量技術競技も行なわれているそうです。
今回の授業対象は園芸科学科の女子学生8名です。
川尻会員の授業は、自己紹介から始まりましたが、ご自身の農高時代のエピソード、青森での会社員時代、測量中に遭難しそうになった体験、特技「バナナの叩き売り」の話など、生徒が興味をもてるような話をされ、笑い声の中、和やかな雰囲気で授業がスタートしました。
また、自己紹介中、エピソードに関連して、富士山や剣岳のような山を登山家よりも早く踏破し、地図作成の先駆的役割を果たしたのは測量者であることなどにも触れ、測量士の社会的貢献についても話をされていました。
その後、本題に入り、測量士、土地家屋調査士の各々の仕事内容、相違点などについて、わかりやすい言葉で説明されました。測量技術については、高校の授業で基礎的知識はすでに教えてあるので、資料を配布し簡単に説明されていました。この中で、ご自分の高校時代の測量の教科書を持参され、「基本は変わらないこと」「基本に立ち返ること」の重要性を説かれていたのが、印象に残りました。
また、1mの物差しを見せ「1mは1mに限りなく近いけれども、1mとイコールではない」ということ、誤差とはどういうものであるかを教えておられました。実地に則した説明がなされていて、核心をついた授業だと感じました。
測量の実習に入る前に、トランシットの設置方法、手簿の記入方法について、ひとつひとつ丁寧に説明がありました。
実習では私達も加わり、トランシットを設置し、簡単な多角測量の観測、手簿記入、計算までを行ないました。
時間に限りがあるため、充分とまでは言えませんが、実際に機械に触れて、生徒達の関心も深まったと思います。
実習終了後、川尻会員による「バナナの叩き売り」の実演も披露され、生徒達にとっては思い出に残る授業になったのではないでしょうか。最後に、生徒達より、お礼に、農高で栽培実習している花の鉢植えを頂きました。
川尻会員は、調査士会の啓蒙活動に先立って、出前授業を行なってこられ、経験も積まれているので、とてもスムーズな授業が行なわれていました。生徒達が興味をもてるような話をたくさん準備されてて、2時間が短く感じられました。限られた時間の中で、伝えたいことを絞って、実地に則した授業を行なうことを心がけ、今後の活動に生かしていきたいと思います。






