長崎市桜町7番6−101号 サンガーデン桜町1階
長崎県土地家屋調査士会

長崎県土地家屋調査士会 支部だより

★長崎支部だより
2005年9月

地図作成作業と地図整備作業−現在進行中

長崎支部長 野田俊治
地図作業
・不動産登記法第14条(地図等)
  1. 登記所には、地図及び建物所在図を備え付けるものとする。
  2. 前項の地図は、一筆又は二筆以上の土地ごとに作成し、各土地の区画を明確にし、地番を表示するものとする。
  3. 第1項の建物所在図は、一個又は二個以上の建物ごとに作成し、各建物の位置及び家屋番号を表示するものとする。
  4. 第1項の規定にかかわらず、登記所には同項の規定により地図が備え付けられるまでの間、これに代えて、地図に準ずる図面を備え付けることができる。
  5. 前項の地図に準ずる図面は、一筆又は二筆以上の土地ごとに土地の位置、形状及び地番を表示するものとする。
  6. 第1項の地図及び建物所在図並びに第4項の地図に準ずる図面は、電磁的記録に記録することが出来る。
地図作業風景
・地図作成作業

上記の不動産登記法第14条第1項の地図を作成すべく、作業計画機関として長崎地方法務局登記部門より12名の職員が、作業機関として(社)長崎県公共嘱託登記土地家屋調査士協会長崎支所より12名の会員が平成16年度より作業に着手、現在作業実施中。
実施地区は、JR長崎本線浦上駅と西浦上駅の間の西側に位置している長崎市清水町及び三芳町の一部(面積−0.18ku、筆数−1,020筆、所有者数−890名)の地図混乱地区。地図混乱の発生原因として昭和40年代後半から現在に至るまで、山林や畑からの宅地化により、私道を縦横に配置した結果、地図(土地台帳附属地図)と現況が一致しない様になった。
現地は長崎市特有の傾斜地区であり、幅1m程度の湾曲した私道が縦横に配置され住宅密集地区である為視通が取れず、また一筆の土地の形状が複雑な土地が多く測量が困難な地区である。
現地作業は、長崎市清水町に現地事務所を設置し作業実行班として法務局職員3名土地調査士3名を1班として3班体制で行われている。基準点測量完了後、6月に法務局備付地積測量図と現地の整合性確認の為、現況測量の上境界復元作業を完了、7月から一筆地立会調査作業を行っている。
毎週月・水・金曜日に作業実行班による作業が行われているが、現地の大部分が車の乗り入れが出来ずまた階段が多く徒歩による移動しか出来ない為、この地区の地図作成作業が出来ればどこだって出来ると言う話も聞くなか、炎天下の作業は困難を極めている。

・地図整備作業

一方、不動産登記法第14条第6項に基づく地図の電磁的記録の準備作業として、平成16年10月に長崎地方法務局登記部門に合併された旧時津出張所管轄地区(西彼杵郡時津町・同長与町・同琴海町の三町)の地図整備作業が、前記の地図作成作業実行班を除く長崎支部会員により長崎地方法務局本庁において作業実施中。
地図枚数−4,629枚、筆数−139,677筆を地図管理システムに入力する為に、前期作業として地図のコピーに始まり、一筆対査、地図属性情報、地図保存簿、基本地図一覧図の作成と作業は続くが、7月末現在一筆対査作業中。9月上旬の完了を目指して、作業スペースの関係で調査士1名、アルバイト女性1名を1班として11班を作り、1日5班体制で作業を実施している。
昨年、旧大瀬戸出張所管轄のうち長崎地方法務局登記部門に合併された地区の作業を経験しているとは言え、昨年より工期は短く作業量は多い為、朝の9時から夕方5時まで約2週間に1回のローテーションで作業に取り組んでいる。

 以上両作業共「土地家屋調査士がやらずして誰がやる。」という強い信念を持って作業に従事している長崎支部全会員の平成17年の熱い夏を支部だよりとします。
 (資料提供−長崎地方法務局登記部門)
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